2017年03月31日

AI(人工知能)は、学習データが命

こんにちは。
マーケティング・営業担当の池田です。

このブログでは最近頻繁に「AI人工知能)への取り組みを進めています。」と言っていますが、
取り組み始めた初期の頃よりだいぶ知見が蓄積されたように感じています。
今回は、その状況について少しだけお話したいと思います。

一つ前の投稿で、AI4つの分野音声認識画像認識機械学習テキスト解析について
紹介させて頂きました。
私たちが取り組んでいるのは、この中で言うとテキスト解析の分野です。
自然言語処理とも言われますが、要するに、
コンピュータが人間の会話を理解しそれに応じる技術のことです。
しかし、コンピュータがそれなりに人間の会話を理解出来るようになるには、
たくさんのことを学習させなければなりません。
「コンピュータにたくさんのことを学習させる」というのは、具体的に言うと、
「コンピュータに膨大なデータを投入する必要がある」ということです。
では、この膨大なデータをどうやって集めるかというと・・・
一般的に“良し”とされているのは、サンプルで用意した文章ではなく実際の会話だと言います。
ところが、これを収集するには時間と手間がとても掛かるのです。
単に会話を収集するだけであればSNSなどから大量なデータを入手できるでしょう。
でも、ビジネスでAIを取り入れようとするなら、一般会話を覚え込ませてもあまり意味はありません。

ところで、あなたは業務中に、社内または業界内でしか通じない単語を用いて会話することはありませんか?

例えば、インバウンドという単語。
最近は日本に旅行に来る外国人が増えたので、
一般の人でも「インバウンド」と言えば「外国人旅行者」と理解する人が多いかと思います。
この意味での「インバウンド」は、旅行業等で使われることが多いのではないでしょうか。
しかし、業種・業務が違えばその意味も変わってきます。
コールセンターで「インバウンド」と言う場合は、お客様から掛かってくる電話のことを意味します。
ちなみに、私はマーケティングに携わっていますが、
マーケティングでも「インバウンド」という単語を使います。
コールセンターで使う場合の意味にほぼ近く、お客さまからの問合せのことを指します。

もう一つ例を挙げてみましょう。
私が所属しているIT業界ではデフォルトと言えば、初期設定の値のことを言います。
業界人でなくてもITに精通している人なら普通に使う単語かもしれませんね。
ところが、金融業界で「デフォルト」と言うと、債務不履行を意味します。

このように、AIを導入するなら専門用語も的確に理解するように学習させてこそ、
その業務でAIが活きるということになります。
もし、金融業界のIT担当者が「デフォルト」と言ったら?
人間なら文脈から「債務不履行」か「初期設定値」のどちらの意味かを理解できますが、
AIの場合、きちんと学習させておかないと間違った理解の会話が返ってくることがあります。

今、私たちは、ある業界のデータを用いてAIに学習させようとしています。
試行錯誤が続く日々ではありますが・・・
これについては、またの機会にご報告したいと思います!
posted by CBIT池田 at 17:44 | Comment(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

人工知能(AI)と情報共有

こんにちは。

ナレッジリング開発・マーケティング担当の鈴木です。

3月も後半に入り寒さもやわらぎ暖かい日も増えてきました。

気温の上昇にともない花粉が多く飛散する時期になりました。

春に多く飛散する花粉症のアレルギーの原因物質はスギやヒノキの花粉ですが、

これらの花粉は前年夏の日照時間や降水量、

くわえて前年春の花粉の飛散量の影響を受けやすいそうです。

2016年春は関東から東北にかけて花粉の飛散量が多かったので

2017年春の花粉飛散量は前年に比べ少なく、

逆に2016年春の飛散量が少なかった西日本では

今年花粉の飛散量が多くなる予想のようです。

2017年春花粉飛散予測(第4報)

花粉は昼前後と夕方に比較的多く飛散するようなので花粉症の人は、

これらの時間帯には外出を控えるか、どうしても外出が必要な時には

必ずマスクをするなど対策を講じた方が良さそうです。

かくいう私も花粉症なので花粉対策には十分に気をつけたいと思います。


さて、タイトルにもありますように最近話題の人工知能(AI)ですが

新聞や雑誌、テレビのニュースなどでも連日のように取り上げられ、

目や耳にしない日はないと言っても良いのではないでしょうか。

当ブログでもここ最近人工知能関係の投稿が増えています。


連日さまざまな製品サービスが

人工知能コグニティブというキーワードで紹介されているので、

人工知能という一つの製品が開発されて

その人工知能が人間に代わって何でもできるように錯覚してしまいそうです。

しかし、実際は各製品、サービスごとで使っている人工知能は別々で

それぞれに専門分野がわかれているようです。


代表的な分野と製品・サービス名(メーカー)をあげると下表のようになります。


分野

製品・サービス名(メーカー)

音声認識

Siri(Apple)OK!Goole(Google)Alexa(Amazon)IBM Watson Speech to text(IBM)、・・・

画像認識

Deep Mask(Facebook)Google Cloud Version API(Google)IBM Watson Recognition(IBM)、

機械学習

Alpha Go(Google Deepmind)Watson Explorer(IBM)

テキスト解析、チャットボット

Deep Text(Facebook)Allo(Google)、りんな(Microsoft)IBM Watson NLC(IBM)

Google、Facebook、Amazon、IBM、Microsoftなどは複数の分野に製品・サービスがあるものもありますが、

それぞれの製品・サービスごとに専門分野は違うようです。


これだけいろいろなメーカーがそれぞれ人工知能の研究をしているわけですが、

共同研究や情報共有は行われていないのかと心配になってしまいますね。

調べてみると

Amazon、 Google、IBM、Facebook、Microsoft等は

2016年9月28日に業務提携【Partnership on AI】を発表し

人工知能に関する研究とベスト・プラクティスの普及を目指しているそうです。

このようなビッグプレーヤーが共有できる部分は

情報共有をして研究を進めてもえらえると

研究がより促進されそうなのでぜひ期待したいところです。


さて、先回の投稿で少し触れましたが

弊社でも人工知能を製品・サービスに導入できないか

といったところで取組みを進めております。

いろいろと試行錯誤している最中ですが

何か進展がありましたらご報告させていただければと存じます。


それでは今回はこのへんで!


posted by CBIT鈴木 at 08:00 | Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

仕事がなくなる!?

皆様、こんにちは。
ナレッジリング、営業・開発補佐担当の松永です。

今後はこの新人AIさんがあなたの仕事を担当することになりました。
あなたにはナレッジリング担当から外れていただきます。
とまぁこんな感じで突然解雇通知が来るのでしょうか(汗

今後コンピュータ技術や機械、人工知能が代替となることが出来る可能性を研究したところ
47%は代替ができる可能性がある職種に従事しているそうです。
先回のブログでこんなことを書きました。
これは2013年に英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行う
マイケル・A・オズボーン准教授の研究から導き出した答えだそうです。

では実際にどんな仕事がなくなるのか?
オズボーンの論文「未来の雇用」からの抜粋です。
・銀行の融資担当者・税務申告書代行者
・スポーツの審判・図書館員の補助員
・不動産ブローカー・データ入力作業員
・レストランの案内係・彫刻師
・保険の審査担当者・苦情の処理・調査担当者
・動物のブリーダー・薄記、会計、監査の事務員
・電話オペレーター・検査、分類、見本採集、測定を行う作業員
・給与・福利厚生担当者・映写技師
・レジ係・カメラ、撮影機材の修理工
・娯楽施設の案内係、チケットもぎり係・金融機関のクレジットアナリスト
・カジノのディーラー・メガネ、コンタクトレンズの技術者
・ネイリスト・殺虫剤の混合、散布の技術者
・クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員・義歯制作技術者
・集金人・測量技術者、地図作成技術者
・パラリーガル、弁護士助手・造園・用地管理の作業員
・ホテルの受付係・建設機器のオペレーター
・電話販売員・訪問販売員、路上新聞売り、露店商人
・仕立屋(手縫い)・塗装工、壁紙張り職人
・時計修理工 

私の仕事は入っていないようですね(安心)
まぁAI云々ではなく物理的に誰かに取って代わる危険性はありそうですが(笑
しかし沢山ありますね。2,3具体的な例を上げてみます。

例えば、Googleやその他の自動車メーカーが研究・開発を行っている自動運転システム
これらは、バス、タクシー、トラックなどの運転手が代替になってしまいます。
※Googleはハンドルやペダルのない自動運転車の開発を
 目指していたので他のメーカーなどとは少し違っています。
 現在は開発を断念して自動車メーカー向け
 自律走行ソフトウェアの開発を行っているそうです。

医療の分野では、米国のクイズ番組で歴代チャンピオン2人に勝利した
IBMの「ワトソン」を利用した医療計画への実用化などがあります。
※60万件の医療報告書、150万件の患者記録や臨床試験、200万ページ分の医学雑誌などを分析。
 コンピューターが患者個々人の症状や遺伝子、薬歴などをほかの患者と比較することで、
 それぞれに合った最良の治療計画を作ることに成功しているそうです。

法律の分野では、裁判前のリサーチのために数千件の弁論趣意書や判例を精査する
コンピューターがすでに活用されているそうです。
弁護士アシスタントであるパラリーガルや、契約書専門、特許専門の弁護士の仕事は、
既に代替されているようですね。
※昨年5月には、米国の大手法律事務所BakerHostetlerが
 ワトソン上に組み立てられた「世界初のAI弁護士」を活用することを発表しています。

現在も様々な分野で活躍しているAIですが、実際仕事がなくなるか?というと
研究者の間では全体として仕事がむしろ増えるのではないかと考えられているらしいです。
特にAIエンジニアは不足しているそうです。
弊社でもAIに関する取組みを行っており「ワトソン」を活用したプロジェクトが稼働しています。
私は余り関与はしていませんが話を聞いていると、AIを効果的に学習させるのがとても難しいようです。
自分自身では学習はせず誰かが教えないと学習しない、これがAIの現状です。
弊社も経験をしているところなのでAIの大変さはわかっているつもりです。
なのでAIエンジニアの需要が高いというのも分かる気がします。

AIエンジニア…いいかもしれませんね(ニヤッ
転職か?…と考えてはいけませんよ。
どんなにAIが普及しても企業価値が高い人材、付加価値を備えた人材は必要だと思います。
現在のAIは代替ではなく補助的なモノとして考えられていることもあります。
今のAIの現状からしても完全に代替として活用されるのはもっと先の話だと思います。
でもシンギュラリティ・ポイント…見てみたい気もしますけどね。

といったところでお時間となりました。
次は「AIが普及してもなくならない職業」をご紹介します!


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posted by CBIT松永 at 13:01 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする