2017年12月08日

人工知能(AI)と忖度

 こんにちは。ナレッジリング開発担当の鈴木です。
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 早いもので12月ですね。12月は別名「師走」と言ったりもしますが、語源については諸説あり「年末になると師(お坊さん)が檀家をまわってお経を上げるために忙しく走り回る様子が語源になった」という説や「12月がその年の最後の月であることから『年果つ』(としかつ)→『としはす』→『しはす』→『しわす』になった。漢字はただの当て字である。(なんだか強引な気もしますが)」という説などあるようですが正確なところは詳らかになっていないようです。
 12月になると毎年その年を締め括る意味で1年で話題になった新語・流行語を決定する「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が発表されますが、先日12月1日に2017年の結果が発表されました。2017年度の新語・流行語年間大賞は「インスタ映え」と「忖度」の2語に決定したそうです。この2語は確かに今年よく聞いた印象がありますね(全国の小中学生の間でとても流行したであろう「ちーがーうだーろー!この××」が入っていないのは何かの忖度ではないかといった穿った見方をする向きも一部にはあるようですが…)。
 「忖度」とは「他人の気持ちをおしはかる」という意味で、学校法人の森友学園への国有地の払い下げや加計学園の獣医学部新設認可に関連して関係省庁の官僚が首相やその周辺の意向を忖度したとか、しなかったとかいう問題だったと思いますが、「忖度」という単語を目にして個人的には中国テンセントの人工知能(AI)を使ったチャットボット「Baby Q」が共産党批判をしてサービス停止させられたというニュースを思い出してしまいました。ちなみにこのニュースはテンセントのチャットボット「Baby Q」に一般のユーザーが「中国共産党万歳」という書き込みをしたところそれに対して「こんなにも腐敗して無能な政治に万歳するのか」と返答するなどして中央政府にサービス停止させられたというニュースです。
(8月くらいにこのニュースについてこのブログに投稿しておりました。「人工知能(AI)の反乱!?」)
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  現在、人工知能(AI)が活用が活用される場面としては、チャットボットなどのような顧客であるユーザーと直接やりとりをする対話サービスや大量のデータ分析してその中から人間が気付きえない傾向を発見するデータディスカバリの分野での活用が活発に進んでいるように思います。前者の対話サービスの場合はお客様の気分を害するのはNGだと思うので人工知能(AI)に忖度が備わってくれると嬉しいと思いますが、後者のデータディスカバリの分野では人工知能(AI)にはぜひ忌憚なくありのままの「気付き」を提示してもらいたい分野だと思います。例えばですが、人工知能がマーケティングデータを分析した結果で生産拠点を新興国にシフトした方が成長が見込める、が、社長のメールを解析した結果では新興国への生産拠点のシフトに非常に消極的なので、生産拠点は現状維持で北米に据え置きした方が良いという分析結果を報告する「忖度」する人工知能(AI)とかあったら嫌ですよね。今年の流行語大賞の選出結果を見ながら今年も色々な事があったなぁ振返ってみました。

それでは今回はこのへんで。

posted by CBIT鈴木 at 17:13 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

マニュアルワーカーからナレッジワーカーへ

みなさんこんにちは。

営業担当の宮澤です。


最近ますます寒くなってきてましたね。

体調を崩しやすい時期ですので皆さまご自愛ください。


さて、今回のブログでは原点に立ち返るというか、

今一度ナレッジというものにフォーカスをあてた内容をお届けします。


みなさん『ナレッジワーカー』(以下KW)という言葉をご存知でしょうか?


もう6年ほど前になりますが、当時流行った映画、

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』、

通称『もしドラ』のあのピーター・ファーディナンド・ドラッカーが提唱した用語で、

ナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を組み合わせた造語です。


ドラッカーは1969年に発刊した著書(断絶の時代)の中で、

KWを知識経済を根本から支える高度な専門知識をもつ労働者、

として位置づけています。


単に働く時間や量が多ければ多いほど生産性があがる高度成長期には、

与えられた仕事を効率よくこなすことを第一の目標とし、画一的で組織にとって活用がしやすい、

いわゆる『マニュアルワーカー』(以下MW)が重宝されていました。


しかしながら「モノづくり」の基幹を支えたMWの仕事は、

いまやAIに代表される様々なIT・技術によって機械化されており、

自然とMWからKWへという時代に移り変わってきているのが現状です。

つまりは、労働者も量から質の時代に突入した、ということになりますね。


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企業にとってKWは欠かせない存在となりつつありますが、

KWを有効活用する方法として、ナレッジマネジメントが注目されています。


ナレッジマネジメントとは、個人が保有する独自のノウハウや高度なスキル(暗黙知)を、

文書やマニュアルなど形のあるものにし、それらのナレッジ(形式知)を社内にて共有することです。


当然これらのナレッジをうまく社内にて共有できていれば問題ないのですが、

ナレッジマネジメントを進めていく中で問題となるのが、


・文書やマニュアルが増えすぎて保管場所に困る

・社内に蓄積されたナレッジが散財していて必要な情報を探すのが大変

・ナレッジを最新情報に更新するのに膨大な時間が掛かる


これらのナレッジマネジメント「あるある」です。


MWからKWへ成長したいという意識を持った社員がいたとしても、

必要な形式知が社内で埋もれてしまっていては元も子もありません。


そこで最近ではこれらのナレッジマネジメントあるあるを解消すべく、

様々なナレッジ共有システムがリリースされています。

KWMWA.PNG


もちろん、弊社からもリリースされていますよ!笑

『ナレッジリング』ではシステム内に蓄積された様々な形式知を横断的に検索できるだけでなく、

システム内に存在していない情報に関しては社内Q&A(コミュニティ機能)を使って、

いつでもどこでも誰でも欲しい情報をすぐに手に入れることが可能となります。


“高品質・低価格”を宣言しているだけあって多くの企業様にご愛用いただいております!

最近ではコールセンター向けのFAQとしてご利用いただくお客様も増えてきた印象ですね。


社内に埋もれた形式知をうまく活用しませんか?

社員をMWからKWへと成長させる上でナレッジマネジメントは必要不可欠です。

最後はかなり営業っぽくなってしまいましたが、

他者様の導入事例なども複数ご用意しておりますので、ご興味ある方は是非一度ご連絡ください。


それではまた!
posted by CBIT宮澤 at 13:02 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

人工知能(AI)と働き方改革

こんにちは。
マーケティング・営業担当の池田です。

冒頭から宣伝で大変恐縮です。
毎年恒例となりましたが、秋葉原で開催される展示会に今年も出展することになりました。

POWER UPソリューションフェア2017
テーマ  : 「AI」「セキュリティ」「働き方改革」など最新のお役立ち事例が今ここに集結!
日時   : 2017年11月22日(水) 10:30〜18:00
       展示    10:30〜18:00
       セッション 11:30〜17:30
会場   : UDX GALLERY / NEXT(秋葉原UDX 4F)
<入場無料・事前登録制>

今年は、各社AI」「セキュリティ」「働き方改革など
トレンドを抑えたテーマでの出展となります。
当社も、AIと連携した情報共有サービスナレッジリング
業務効率アップの成功事例と共にご紹介しますので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております!

さて、働き方改革と言えば、その有効手段としてAIが取り入れられるケースも多くなってきましたよね。
人工知能が私たちの働き方を変えると言われていますが、
人工知能が発展してきたから働き方も変えていく必要があるという見方もあり、
AI」と「働き方改革」は両輪をなすもの、と言えるのではないでしょうか。

政府は、働き方改革のテーマとして以下の9つを掲げています。

1.同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
2.賃金引上げと労働生産性の向上
3.時間外労働の上限規制のあり方など長時間労働の是正
4.雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定させない教育の問題
5.テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方
6.働き方に中立な社会保障制度・税制など、女性・若者が活躍しやすい環境整備
7.高齢者の就業促進
8.病気の治療、そして子育て・介護と仕事の両立
9.外国人材の受け入れの問題

例えば、こんなAIソリューションがあります。

AIの働き方アドバイスが職場の幸福感向上に寄与
出典:日立グループ ニュースリリース

「○○さんとの会話をもっと増やしましょう」など、個々人の働き方をAIがアドバイスしてくれるようです。
働き方改革のテーマにある「労働生産性の向上」「長時間労働の是正」などに繋がるとして、
AIが人間をアシストする形で生産性を上げてくれそうですね。

そんな風に、AIによる効率化が進めばみんなハッピー!
・・・となりそうですが、一方でAIが社会進出することによる懸念もあるようです。

AIに関する話題でよく引き合いに出されるのが人工知能に奪われる職業」です。
AIが得意とするのは主に単純な作業。
AIにそれらを任せて単純作業から解放されることは、一見ストレスからも解放されるように思えるのですが、
逆の見方をすれば複雑で重要な作業は人間担当ということになり、その分ストレスも増加することになります。
ただでさえストレスフルな現代社会。
効率化が進めば進むほどストレスも増えるとは、何とも皮肉ですね。

更に悩ましいのは失業者増加の問題です。
AIに奪われる職業があっても人間の仕事が無くなるわけではない」と言われるものの、
やはり失業者が増加することを懸念する意見は多くあります。
失業者を救う仕組みとして最近注目されているベーシックインカムは、
その最たる象徴とも言えそうです。
生活に最低限必要なお金を国が無条件で支給する制度である「ベーシックインカム」。
経済的な不安から解放されて働く意欲が出ると評価される一方で、
無条件で一定収入が確保されることになれば働く意欲が失われると、全く正反対の意見があります。
仕事に生きがいを感じる人とストレスを感じる人、これにAIという要素が加わると更に複雑化しそうですね。

AI働き方改革
この両輪を持つ車を乗りこなすには、かなりの知恵と熟練した技術が必要?!
posted by CBIT池田 at 17:51 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする